(11/25本文に追記あり)X68000 Compact用 FDD-DRIVE SWAPPER+
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X68000 Compact用 FDD-DRIVE SWAPPER+(以下FDS+と呼ぶ)は、主に以下の機能を持った基板となります。 [起動ドライブ切り替え] 本基板の34pinコネクタに接続したFDX68やHxCなどのFDDエミュレータを使用してバックアップイメージから起動したり、内蔵FDDに挿入したフロッピーディスクから起動したりすることが出来ます。起動ドライブの切り替えは、本基板(FDS)のトグルスイッチで簡単に出来ます。 [FDX68のコントローラーモードに対応] モード切り替えスイッチでコントローラーモードに切り替えると、FDX68と内蔵ドライブが直結した状態となり、FDX68の機能により、内蔵FDDに挿入したフロッピーティスクをバックアップしたり、リストアしたりすることが出来ます。 [SCSI HDDを内蔵するためのコネクタを搭載] 3.5インチSCSI HDD接続用の50pinコネクタを搭載しています。2.5インチHDDを接続するための変換基板も付属しています。 ※X68000 Compact以外の機種には取り付けできません。 ※X68000独自のオートイジェクト、ディスク挿入について 海外製のHxC(FDDエミュレータ)を使用する場合は、内蔵FDDのオートイジェクトとディスク挿入検知を併用することで、ゲーム途中でのディスク入れ替えに対応しています。 全てのゲーム等で動作を保証するものではありません。 ご了承願います。
特徴・用途
以下のような特徴があります。 ・起動ドライブを、内蔵FDDと拡張FDD(FDDエミュレータ等)で切替え可能。 ・PCケースを閉じた状態にできるため、見た目がスッキリ、場所も取らない。 ・拡張FDDとの接続を、34pinFDDコネクタ化。(ケーブルの調達、製作が容易) ・HxCなどX68000独自のオートイジェクト、ディスク挿入に対応していないFDDエミュレータを使用する場合でも、内蔵FDDを併用することで、オートイジェクトとディスク挿入を間接的に扱うことが可能。 ・FDX68のコントローラーモードに対応。 ・SCSI HDDを内蔵するためのコネクタを搭載。 次のような用途で使用するのに便利です。 ・普段は内蔵FDDから起動して、たまに拡張FDD(エミュレータなど)からも起動したい。または、その逆。 ・同時に4ドライブ使いたい。
付属品
2枚目の写真の通りとなります。 ・FDS基板 1個 ・FDS基板-中継基板間フラットケーブル 1個 ・FDD用34芯FFCケーブル 3個 ・HDD用30芯FFCケーブル 1個 ・3.5インチHDD用電源ケーブル(オス、約8cm) 1個 ・2.5インチHDD用電源ケーブル(約14cm) 1個 ・HDD内蔵時本体カバー保護マット(約10cm x 6cm) 1個 ・外部FDD接続用ケーブル(約8cm) 1個 ・3.5インチHDD接続用フラットケーブル(約15cm) 1個 ・SCSI HDD2.5to3.5変換基板(ジャンパーピン3個含む) 1個 ・FDS-内蔵FDD間 中継基板 1個 ・メイン基板FFCto外部FDD34ピン変換基板(おまけ) 1個 ・HxC接続のための変換ケーブル 1個 ・ジャンパーピン 2個 ・34芯フラットケーブル(約70cm) 1個 ・コントローラーモード切替えスイッチ(約80cmケーブル付き) 1セット ・コントローラーモード切替えスイッチに取り付けできるアクリル板(36mm x 50mm) ・簡易説明書
お願い
頒布するすべての基板について、手持ちのPCにて動作確認は行っていますが、古いPCに取り付ける基板であり、ご購入様にて取り付け等を行なって頂く点から、使用は自己責任でお願い致します。 また、購入される前に適合機種かどうかを確認をお願い致します。
適合機種
本基板は、X68030 Compact(CZ-300C)の回路図、X68000 Compact(CZ-674C)に適合する寸法で製作しています。 作者が所持するX68000 Compact(2台)で動作確認が取れています。 X68000 Compact(CZ-674C) なお、下記の2機種については、現物での寸法確認と、動作確認が出来ていません。 X68030 Compactで使用される場合は、このことを承知の上でお願い致します。 X68030 Compact(CZ-300C) X68030 Compact-HD(CZ-310C)
その他
<最新のFDS説明書> 付属品に簡易説明書を入れてますが、最新の説明書等は、下記のWEBサイトにも置いてます。 https://www.michaels-home.com/ また、関連の情報は、Twitterでも随時呟きます。 https://twitter.com/otoka_j
2022/9/7追記
★本商品は、下記問題の対策を行った基板セットとなります。★ <X68000関連のFDSのイジェクト問題について> X68000用のFDD-DRIVE SWAPPER(FDS/FDS+)を使用の際に、以下のような現象が報告されています。 [報告されている現象] --現象①-- 内蔵ドライブから悪魔城ドラキュラや、スターウォーズを起動すると、ドライブ0のイジェクトと同時にドライブ1もイジェクトされてしまう。 X68000の搭載メモリによっても変わりますが、まだ読み込みが必要なドライブもイジェクトしてしまうため、読み込みが止まってしまいます。もう一度ディスクを挿入することで、ディスクの読み込みが再開され、ゲームを行うことが出来ます。 --現象②-- プログラムにより、二つあるFDDの片側だけを入れ替える際のイジェクト時に、両方イジェクトされてしまう。 Human68k上からイジェクトツールでドライブ0をイジェクトさせようとしても、一緒にドライブ1もイジェクトされてしまう。 [原因] OPTION SELECT信号がアサートされた時に、アナログスイッチICからの出力信号が大きいことが原因で、他のドライブもOPTION SELECT信号の影響を受けているとの報告があり、こちらでも、アナログスイッチICへのセレクト信号にも影響を受けていることを確認しており、同じ原因と考えています。 [対策] 対策方法は、海外サイトに記載されている方法と同じにしていますが、OPTION SELECTに使用するジャンパー基板を、下記の変更後の対策したジャンパー基板を取り付けることで動作の改善を行っています。 機種やロットにより個体差があるため、初代X68000については、2種類の対策品(160Ωタイプと220Ωタイプ)を用意しています。改善がみられる方をご使用頂ければと思います。 X68000/X68030 Compact用FDS+については、FDS+基板自体もジャンパー基板を装着できる形に変更しています。 [注記] 上記対策を行ったことで、以前よりも改善はしているものの、X68000本体のメンテナンス状態や個体差により、期待通りの動作にならない場合もありますのでご了承願います。 期待通りの動作にならない場合は、ミカエルまで動作環境や状況をご連絡頂ければ幸いです。 なお、初代X68000/X68000タワー/X68030/PROは、対策品のジャンパー基板を使用するだけで改善する可能性が高いため、対策品のジャンパー基板のみの頒布も行う予定です。
2022/11/25追記
X68000関連のFDSのイジェクト問題について、HxCに関する追記です。 HxCやX68000独自信号(オートイジェクトなど)に対応していないFDD接続については、今回のイジェクト問題の改善は行っていません。 今回の対策を行うことで改善は見られたのですが、別の現象も現れることがあり、なにもしない方が安定していると判断し、HxC接続時の対策は行わないこととしました。